一年前の山びこ通信の巻頭文を読み返しました。
去年のこの時期、「そうだ、ラテン語やろう!」というタイトルで、ラテン語の勧め、を書きました。
ちょうどキケローの作品の学習者用注釈を出版したところでもあり、そのようなテーマを選びましたが、どう見ても、ラテン語を入り口とした西洋古典文学と幼児教育はまったく別世界に思えるのが世の中の通常の感覚だと思われます。
しかし、私の中で両者は同じベクトルを向いたもので、それを一言で言えば、よりよい社会の建設、ということになります。それはどういうことか。私は時間をかけて、実践を通じて、その説明をしてきたし、これからもしていくつもりです。