昨日俳句をしたときのことです。子どもたちの作った俳句を紹介する時間があります。

Sちゃんの俳句は次のようなのでした。

ことりはね ぴよぴよなくよ かわいいな

いくつか別のお友達の俳句を紹介した後、Aちゃんの俳句を紹介しました。こんなのです。

ことりさん ぴよぴよないて かわいいね

この俳句を紹介したとき、子どもたちから「さっきのとおんなじやー」という声が上がりました。Sちゃんの俳句とAちゃんのそれと。文字で書くと明らかに違いますが、耳で聞いた記憶だけでは確かに同じように聞こえます。

「よく注意してきいてごらん」と言って、もういちど二つの俳句を読んでみました(子どもたちは、お友達の作った俳句も私の後について復唱します)。

すると、あちこちから違いの発見を指摘する声が上がりました。「『ね』と『さん』がちがう!」、「『なくよ』と『ないて』がちがう!」、「『な』と『ね』がちがう!」といった具合にです。

子どもたちの集中力はたいしたものだと感心した次第です。俳句を作った二人の子どもたちも、それぞれの著作権が保証され、ご満悦だったと思います(笑)。

関連記事: