昨日は10月のお誕生会でした。映画は二本、「ピングーの手品」と「こぶとりじいさん」でした。
子どもたちにお話ししたことは、「力を合わせてがんばる」ということの意味です。
敬老会では、みなで声をあわせれば、一人ではなしえない大きな力が生まれます。おじいさん、おばあさんの心を揺さぶる歌声を届けることができるでしょう。
みなで一つの目標を共有し、たとえ小さくても、わずかでも、自分の出来る精一杯の貢献をすることに大きな意味があります。
私は外遊びのときのお片付けを例に出しました。一人で全部のお片付けは出来ません。みなで力を合わせて取り組めば、あっという間にきれいになります。自分だけやらない、という選択肢はありません。カプラのお片付けもそうです。
小学校以上の教育において、個々のスキルをいくら高めても、幼少時期に「力を合わせて頑張る」経験が希薄であれば、自分の力の生かしどころが見えず、学ぶことが虚しく思えます。受験勉強もしょせんは「自分のため」だと勘違いする人間は後を絶ちません。
何のために自分は生きるのか。自分の持ち味は他者との協力の上ではじめて意味を持ち、花を咲かせます。その原体験は幼稚園時代をおいて他に経験する機会はないでしょう。
すべてが軌道に乗った今、この大事なことを子どもたちにお話ししました。