表題の言葉について、幼児教育との関係で考察しました。 >>「Homo sum. 私は人間である」 一言補足すると、これからの未来をみすえるとき、「競争」を原理とした教育にはもはや限界があるということです。それに代わる学び・・・
「西洋古典」の記事一覧(3 / 7ページ目)
2020-08-06 『ギリシア文学の国際性、今むかし』
一昨日の山崎先生のご講演に続き、この年の翌月には中務哲郎先生(西洋古典学)にお話しいただきました。 そのときの記録を懐かしく読み返しました。 >>『ギリシア文学の国際性、今むかし』(「古典の夕べ」リポート2015年2月)・・・
2020-07-27 雨のち晴れ
毎日雨の日が続きます。梅雨明けはまだ先のようです。 こんな年は今まで経験したことがありません。 ラテン語の格言に「雨のち晴れ」というのがあります。 英語だとAfter rain comes sun. と言われます。 af・・・
2020-07-26 勉強とは何か
ローマのキケローは「生きることは考えること」と述べました。 「考える」でなく「働く」だろ、という人も多いと思います。一理も二理もあります。ただ、一方で、「なぜ勉強するのか」、「どうしてこの世に大学があるのか」という問いに・・・
2020-05-14 傷の治療
10年ほど前に次のようなエッセイを書きました。 Curatio vulneris gravior vulnere saepe fuit. 傷の治療は、しばしば傷そのものより大きな痛みを伴う。 虫歯は放っておけないし、その・・・
2020-05-06 噂の女神
英語でfameは名声という意味があります。 形容詞形はfamousです。 元はラテン語のfamaです。発音はファーマです。 ファーマは「噂」を意味し、同時に「噂の女神」の意味でも用いられます。 ちなみに-aで終わる名詞は・・・
2020-05-05 子どもの日に寄せて
2千年前の言葉があります。 きわめて多くの事柄への希望が子どもたちの中で輝いている。それ(希望)が年齢とともに消え失せるなら、素質でなく(教育上の)配慮が欠けていたということが明らかである。(クィンティリアーヌス) クィ・・・