二学期に入って次の3つを紹介し、今三番目の俳句に取り組んでいます。
名月を にぎにぎしたる 赤子かな 一茶
人は寝て かごの松虫 鳴き出でぬ 子規
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺 子規
運動会が終わってからは、手を挙げて皆の前で発表してもらっています。一人ひとり、緊張の表し方が異なるので(発表するにせよ、座ったままでいるにせよ)、ひとりひとり、違った仕方で応援していきたいと思っています。
今日は、「なぜ俳句をやるのか」という話をしました。唐突にではなく、次の俳句(園児の作品)を紹介したあと、その内容を受けての展開です。
はいくはね たのしいけれど つかれるね
これは、正座のまま座っているのが疲れるという趣旨です。
小学校以上の学校教育がなかったら、たぶん俳句はやらないと思います。学校の勉強は楽しい、しかし、ずっと座っていないといけない(幼稚園に比べて)。先生のお話はいろいろなことがわかってためになる。面白い。それは、「聞く」人にはそうであるが、「聞かない」人には面白さは伝わらない。だから、聞くことを今練習しているのです。それができれば、学校は椅子があるので、足は痛くない。疲れるという心配はなにもない。
学校の勉強が楽しみになるように、そして、そのために今の取り組みに意味があると気づけるように、言葉を選び、少しでしたが、お話をしました。