お山の幼稚園の園歌に「段々数えていきましょう」という歌詞があります。

写真の道は昔は滑り止めの小石をまんべんなく埋め込んだ手作り感あふれる石段でした。20年ほど前に京都市の工事があり、このような形になりました。

私は小学校時代、毎朝自宅(今の園長室)から全速力でこの道を駆け下りて学校に通っていました。一段飛ばしはお手の物で、足の裏に目がついているかのように、飛ぶように駆け下りていたものです。

ところが、家に帰るときはその逆で、重いランドセルを背負いながら、最初の石段を曲がってこの直線を見ると、長い坂道に思えました。体力より忍耐力が養われたといえるかもしれません。

写真で見ると幅が狭いのですが、実際に園児を連れて歩くとき、ちょうど道の半分に園児二名が収まります。

運よく猫が現れると列が(ちょっと)乱れたり、足が止まったりしますが、子どもたちは間を詰めてすたすた上ることができます。

今年はまだみんなでこの道を上り下りしていませんが、歩き出せば1週間で身も心も慣れると思います。

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